こんにちは！　栄養部です。

 

前回の記事では、旅する食卓　神奈川県編をお届けしました（前回の記事はこちら）。

毎回、好評を頂いている〝旅する食卓〟シリーズですが、

「みんなのぶん作るの大変でしょう？」とか、「どうやって考えているの？」という質問を患者さんや職員さんからよくいただくので、今回はほんの一部ですが、普段見ることのできない厨房の裏側をお届けします！

 

当院の栄養部には、管理栄養士1名・栄養士1名・調理員7名（パート含む）が在籍しています。

 

まずは月に1回、管理栄養士・栄養士で、献立ミーティングを行っており、

「次の旅する食卓はどこへ行こう？」「次の行事食の盛り付けはどうしようか？」などを話し合っています。

 

日本地図を見たり、土地に関するの郷土料理や特産品・記念日などを調べたり、

商品カタログを見たりしながら、アイデアを出し合い、ミーティングを行います。

「○○県なら、メインの料理は□□にして、特産品は△△と××があるから、副菜やデザートにそれを盛り込んだ献立にしよう！」といったように、次の企画の方向性を決定しています。

 

 

 

提供する料理の方向性が決まったら、今までに提供したことのないメニューは必ず試作を行います。

一度に何十人分もを作るので、たくさんの失敗作が出来て当日提供できない！なんて事態にならないよう、前もって納得のいくまで試作を繰り返します。

大きさや柔らかさは食べる人に適切か？　味はこれでよいか？　見た目はもっと美しくできるのではないか？　等、様々な観点より意見交換をして、納得のいくレシピに仕上げていきます。

今回は、栄養士さんと調理師さんが3回ほど試作をしてくれて、とても美味しいシュウマイになりました(*^^*)

 

迎えた本番当日、厨房では朝から大量のシュウマイの仕込みが行われていました。

やわらかく蒸しあがった3色シュウマイが、とても色鮮やか！

当院では減塩食を召し上がる患者さんが多いため、塩分摂取量が高くなってしまわないように、スプレー式の醤油さしを使って、うす～く表面にタレをつけるのがポイント！

塩分が気になる、という方は是非ご家庭の醤油さしをスプレー式に変えてみると、付け過ぎを防げるのでオススメです♪

 

 

 

お次は炒飯！

本来、炒飯は中華鍋で強い火力で作ることで、パラパラで美味しい炒飯が出来上がりますが、

たくさんの量を作る給食では、食材の水分が出てべちゃっとなりやすいのです。

しかし、調理師さんのアイデアで、出来上がったものをオーブンに入れて水分を飛ばす、というひと手間を加えるだけで、格段に美味しい炒飯になりました♪

患者さんからも「美味しかった！」という太鼓判をもらえました！◎

 

 

このように、栄養部ではみんなでアイデアを出しながら日々業務に励んでいます。

 

厨房内は安心・安全なお食事を提供するため、衛生管理がとっても厳しく、関係者以外立ち入り禁止区域となっており、

普段なかなか見ることのできない場所なので、少しでも雰囲気が伝われば幸いです！(*^^*)

 

 

患者さんの「美味しかった」という言葉を何よりの励みにして、

これからも栄養部一同がんばってまいります。

 

では、また次の更新をお楽しみに！　栄養部でした(*^^*)