活動報告
2023年 9月21日(木)にSAS地域連携セミナーin西条で当院の青野院長が講演と総合司会・座長を務めさせていただきました。
睡眠時無呼吸症候群はSleep Apnea Syndromeの頭文字をとってSAS(サス)と呼ばれます。
2000年代前半から居眠り運転事故報道により、睡眠時無呼吸症候群が注目されるようになりました。重症の居眠り運転事故率は20%以上という報告や、睡眠障害による交通事故の経済損失は2400億円以上という報告に加え、睡眠障害が誘因となる生産性低下などによる社会的損失は3兆円を超えるという報告もあります。
また、交通事故、集中力低下による生産性低下だけでなく、脳梗塞、心血管障害、糖尿病、心不全、高血圧、不整脈、認知症、夜間突然死など数多くの疾患の発症リスクを増加させることが知られています。
青野院長からは、『睡眠時無呼吸症候群から西条市民を救おう!!』と題して当院での睡眠時無呼吸症候群に対する取り組みを紹介させていただきました。
続いて、東邦大学医療センター大森病院 髙井 雄二郎教授より『 SAS診療における地域連携 』と題して講演いただきました。
高井教授の講演から、地域の医療施設が連携することで質の高い睡眠時無呼吸症候群の精査治療が効果的に行われていることを学び、西条地区でも高井教授が実践されていることをロールモデルに、更なる精査治療の充実を目指すべきだと痛感しました。
当院でも今年から睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査に力を入れており、検査件数、CPAPマスク療法導入件数も従来の5倍以上に増加しています。
CPAPマスク療法を導入した患者様からは、『夜中にトイレに行くことがなく朝までぐっすり眠れている』『昼間の眠気もなくなり、朝の目覚めも良くなった』などの声をいただいています。
30−69歳の30%以上に睡眠時無呼吸症候群を認めるという報告もあり、西条地区でも多くの患者様が未治療のままであることが予測されます。
最初のふるい分けの簡易検査(スクリーニング検査※イメージ図参照)はご自宅で簡単にできますので、お気軽にご相談ください。
当院は西条市民を睡眠時無呼吸症候群から救うために日々精進してまいります。
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愛媛県西条市にある「渡部病院」
【病院概要】
住 所:愛媛県西条市周布331番地1
電話番号:0898-64-1200
診 療 科:内科、循環器内科、腎臓内科、呼吸器内科、消化器内科、放射線科、リハビリテーション科
心不全、狭心症、弁膜症、不整脈などの心臓の病気や高血圧、糖尿病はもちろん、
胸痛や動悸、息切れ、むくみ、体重減少、頭痛、腰痛など、ご不安なことがあればお気軽に受診下さい。
【求人情報】
現在、渡部病院、老人保健施設コスモスでは下記の職種を募集しております。
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