活動報告
2022年12月13日に当院青野院長が
第5回愛媛 心不全在宅・緩和ケアセミナー
〜心不全治療の愛媛モデルを目指して〜で
講演を行いました。
この講演会は、愛媛大学 循環器・呼吸器・
腎高血圧内科講座 山口教授の発案により
2018年にスタートし、心不全在宅診療の
第一人者である医療法人社団 ゆみの理事長
弓野 大先生を迎え毎年開催されています。
当院がある西条市は、救急診療の疲弊解消と
在宅診療の充実が、取り組むべき重要な課題です。
2024年以降の第8次医療計画(2024年度~2029年度)
では、地域の医療実態に応じて二次医療圏に拘らず、
市区町村単位や保健所圏域等での在宅診療の拠点や
システム作りが国の政策として推進される見込みです。
西条市でも在宅診療の拡充と、永続性のあるシステム
構築が非常に重要であると考えられます。
上記を背景に、青野院長が「−実録−これからの愛媛の
在宅診療〜100年続く在宅医療拡充へ向けての課題
in 西条〜」と題して講演を行いました。
講演の目的は、全国と比較した西条における在宅医療の
現状や課題を共有し、当院が考える方策について議論し、
西条市民のためとなるアイデアを募ることでしたが、
スーパーバイザーの弓野先生からも『難しい課題だが、
みんなでゆっくり少しずつ前へ進めていく』という
趣旨のアドバイスを頂きました。
また、今回は過去最多の120名余りの方に
ご参加いただき、会終了後のアンケートでは、
当院が提案したSaijo Homecare Networkに対して
多くの賛同の声や応援メッセージを頂き、
大変励みになりました。
当院としても、ひとつひとつ石を積み上げるように
課題を解決しながら、地域の皆様と一緒に
「安心して生活できるまちづくり」を推進して
いきたいと決意を新たにした、実り多き会でした。
引き続き、地域医療に貢献できるよう
職員一同、日々精進していきたいと思います。